専用ハトメ打ちの威力
×↑ハンマー+菊割棒はもう古い! ↑本格派なら専用ハトメ打ち!!
(ペットボトルは単なる大きさ比較です)
←こういうモンを作る時には、極小のハトメを使うと見栄えがいいですね。1/6のカスタムでは主に、1.5mmや2.0mmのハトメを使いますが、極小ハトメというと、昔は、通販サイトのウルフキッズさんでしか売ってませんでした。最近はVOLKSでもAZONEでも買えるので、部品の補充には困らなくなってきました。(とはいえ、ウルフキッズさんでは、金色だけじゃなく、銀、黒、金古美とかもあるので、未だに良く利用させてもらってます。)
さて、ではハトメの打ち方はどうするのか?菊割棒の最小の物を買ってきて、金槌かプラ槌で、トンカン・・というのは、もう古いです。って、別に古いことはないんですが、そらもう、専用のハトメ打ちに限ります。楽だとか失敗しないとか言う次元じゃありません。

もう、根本的に違います。
なんせもう、次の画像で一目瞭然です!!
そうです! 裏が菊割りにならないのです! 専用打ち具は表も裏も同じ仕上がり! いままで、「ハトメを使った服や靴は、菊割りが素体を傷つける恐れがあるから、当て布をしっかり!」という常識を覆してくれます。
ハトメをやったことのある人なら、「ああー、もー、また失敗した。私って不器用!!」っていうことなかったですか? それは、あなたが不器用なのではありません。聞くところによると、1.5mmとかのハトメを菊割棒で打てば、7割がた失敗するものだそうです。まず、1.5mmや2mmを割る(専用の)菊割棒というのは、存在しないらしく、いままで使っていたやつは、「一番細いから、やってやれないことはない」という物だそうです。細くなるほど先端に硬い金属を使わねばならず、それを精密に菊割先端に加工し、出来上がった高価な高価な菊割棒を「だれが買うねん!」というわけで、メーカーも作らないそうです。よしんば、そういうのがあったとしても、今度はハトメ自体の方が小さすぎて、割れるより潰れる確率が結構高いのです。じゃあ、プロはどうやってるんだ? この専用打ち具を使っているのです。まあ、こんなのがあるなら、菊割棒はいりませんわな。
最初の画像を見てもらえれば、見当は付くと思うのですが、使い方なんて簡単。モノをセットして、ガッチャンするだけです。ただ、本体は汎用ですが、先端部分(コマという)が、1.5mm、2.0mm、・・、とそれぞれ別のものになっていて、大きさによって別に購入する必要があります。

さて、この専用ハトメ打ち、値段はいくら? どこで売ってるの? となります。

まあ、ご想像に難くないと思いますが、値段は高いです。本体は6300円、コマ1種3600円ぐらいします。とはいえ、「靴を良く自作する」とか「服ディーラーやってる」とかで、独身貴族な、こだわりのドールモデラーならば、衝動買いによる、福澤さん1名弱の突撃!を、やってみても面白いのではないでしょうか?

さて、問題は「どこで売ってるねん!?」というところです。後にもボヤキますが、「コトブキヤ」で以前売っていました。今はもう、売っていません。結論から言うと、「ノアドローム」で売っています。

最近のドールファンなら、こう思うかもしれません。「ノアドローム」ってなに? 一時は、VOLKS・AZONEと並び賞されたドールメーカーで、都内に2店舗を構えていました。

なるほど、じゃあ、ノアドに行けばいいのか・・。ってノアドロームってどこにあるの? まず中野店は無くなりました。松ノ木店はどうか? まだあります。ありますが・・、ことはそう簡単ではありません。この間行ってみてビビりました。Webの店舗地図を良く見ると、以前と場所が変わっています。というか、以前の店は閉まっています。電話してやっとわかりました。どうもアレは店舗というより自宅のような・・。ああ、栄枯盛衰、一時の隆盛はどこへやら・・。予約すれば行ってもいいらしいです。まあ、つまり、早い話が「ノアドロームの直営店は事実上、もう無い」と考えても良いでしょう。

しかしWebでは通販を行っています。Web通販で買うのが一番確実でしょう。Web通販で買うのはどうも・・。という飽くまで直販にこだわる人は、件の自宅店舗に特攻をかけるか、もしくは、「ドールフェスタ」に行きましょう。VOLKSがドルパ、AZONEがドールショウを主催しているように、ノアドロームが主催しているイベントもありまして、それがドールフェスタです。ここなら直販で買えます。ただ、大阪でしかやっていないのですが(´ヘ`;)

web通販はこちら → http://www.noix.co.jp
それはそうとして、言いたいのは、「こんな良い物なのに、売り方が下手だなぁ」と感じました。いまやノアド商品の小売はコトブキヤが引き受けているようで、一時はアキバのラジオ会館にハトメ打ちは置いてました。

しかし、単にドンとハトメ打ちが置いてあるだけで「こんな置き方で、誰が分かるねん、誰が買うねん!」という感じでした。事実、もういまは無いようです。(商品棚の奥に、売っていたらしい名残が・・)

東急ハンズみたいに、使用例とかがあって「菊割にならず、失敗もしない!」と書けば、もっと普及すると思うんだけどなぁ。 ある意味、こういうものは、マニアがWebで紹介し、知る人ぞ知ると広がってい く、「ネットの口コミ」というのが良いような気もするので、NAZO工房で紹 介しておきます(笑)
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