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本物のストッキングから作れないのか? 作れます! わたしゃ、もう100本以上作っています。そして作ってみれば、それがなぜ売っていないか? というのも分かるとおもいます。ということで、市販のストッキングから、1/6ドール用のストッキングを作るというのをご紹介しましょう。 |
まずは下図のような型を作ります。そうそう、先に言っておきますと、この作業にはミシンが必要です。生地が生地だけに、手縫いでは無理です。いやまあ、やったこと無いんで、出来るかもしれないですけど、想像するに、手縫いでストッキングを縫うってな、かなり器用でないと、なせる技ではないと思います。わたしゃとても出来ません(^^;
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んで、1〜2mmの幅で切り出し、こういうもんを二つ作ります。なお、写真では分かり易いように白の糸を使っていますが、実際は生地と同じ色の糸で縫います。
![]() ![]() ![]() ↑片方だけ縫ったところ 上部をくびれるように縫えば、勝手に腰にフィットしますが、几帳面な方は、片方を縫い合わせた時点でゴムを縫込むといいでしょう。前後を縫い終わったら、ちゃんと通じているかを確認して、裏返したら出来上がりです。
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![]() ↑履かせてみたところ 私はナチュラルボディをメインに使っているのですが、足首の細い素体の場合は、型紙の足首に当たる辺りをへこませると良いでしょう。だいたい作業は20〜30分で終わります。一つのストッキングを買ってきて、だいたい4〜5本。ちょっと無理すれば6本作れるでしょうか?ストッキングは、上と下とで圧度が違うため、色身が少し変わります。 |
まだ、この辺を自作できなかったころ、「市販品のストッキングは、厚手かメッシュ状のものしかない。本物と同じ生地のストッキングは無いものか?」と思いましたが、自作できるようになってから、その理由か分かるようになりました。確かに本物のストッキングから、ドール用ストッキングを作ってみると、色も質感も良く、薄くてラインも崩さないので、リアルさはかなりあります。しかし、これはメーカーが製品にするのは無理だな、というにも納得しました。そう「伝線しやすい」のです。注意しながら着せ替えすれば、全然問題ないのですが、慣れない人が適当にやれば、一発で逝ってしまいます。前に、知り合いに貸したら、パーテ処理もしていない素体に、乱暴に履かせて一発でオシャカにされました(泣) まあ、さすがに、そういうのはあまり居てないとは思うんですけど、どんな人が買っていくか分からないと言うのでいえば、メーカーが市販するのは難しいでしょう。厚手や柄物は生地が強いのでいいのですが、薄手生地を使ったドール用ストッキングを楽しめるのは、自作派だけ、といえるかもしれません。 |
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