湯煎パーマ
台所が塞がっているときにもやれる方法です。熱湯で湯煎して行うパーマです。ドール作成用の小鍋を買っておけば、自室に放置してパーマできます。やり方は簡単。熱湯(100℃)を鍋に入れ、その中にヘッドを浸けて、放置するだけです。注意する点は2つ。

・浮いてくるので、ヘッドをつついて、頭部内の空気を出して沈めましょう。
・必ず蓋をしましょう

蓋をする事が非常に大事です! 熱の保持力が全然違います。蓋をしないと、全然パーマにならないと言っても過言では無いでしょう。

用途としては、ストレートを作るのには適していません。鍋が小さいと曲がったまま、型が付いてしまいます。どちらかと言うと後述の三つ編みパーマや、スダレパーマなどのウェイブ系を作るときに適しています。

鍋を使うパーマは、弱火で煮る!とか言う怖い話もあります。その場合は鍋肌に付いただけで、髪が死にます。私が思うのには、そんなことをしなくても、浸けておくだけで全然いけるとおもいます。そういう話は、どう考えても、熱の保持力だと思います。蓋をしたときの熱の保持力は、かなりすごいです。

この方法で、作った実績は沢山ありますし、保持力が湯パーマよりも劣っていたことはありません。むしろ、ウェイブ系を作るときは、こっちのほうがセット力が強いと思っています。問題は「どのくらい浸けておくの?」というところでしょう。「冷めるまで」です。

この後、乾かすことを考えると、湯パーマのほうが作業が早いのですが、湯パーマの弱点は、毛先に行くほど、セット力が落ちるので、全体に熱が行って欲しい場合、つまりウェイブ系のセット専用と言えるかもしれません。

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