触角パーマ
直立触角 広角触角

ちょっと前にゲーム/アニメでよく見られた中心が跳ねているという髪型。NAZO的にはこの髪型を便宜上「触角」と呼んでおり、これを実現する方法を「触角パーマ」と呼んでおります。ギャルゲー系のキャラドールを作るのなら、避けて通れない(笑)髪型でして、「一体どうやって立てるわけ?」と悩んでしまいますが、意外に簡単です。
厳密に言うと、こう(┐┌)なってるのと、こう(∧∧)なってるのがありまして、前者を直立触角、後者を広角触角と勝手に呼んでます。前者は一発で出来ますが、後者は少しだけ工夫が要ります。
必要な道具は「パーマピン」と「ポリキャップ?」です。パーマピンは、VOLKSで売ってるカーラーセットに入っているヤツを使っています。これって使用頻度が高いのか、最近はピンだけのセットも売ってますね。別にVOLKSで買わんでも、他でも売ってる、、と思います。ポリキャップは、ヘッドを買ったときに、必ず付属しているモノです。写真を見ていると、「なるほど、ピンで立てるのか・・」とか思うかも知れませんが、何をおっしゃるうさぎさん。このパーマ「主役はポリキャップのほう」です。これって、他のパーマにも使えるし、保存で夏場を乗り切るドールにとっては、髪が拡がらないようにする、必須のアイテム!絶対に捨てないようにしましょう
やりかたは見れば分かると思いますが、触角にする部分を持ち上げてピンで挟みます。ハゲが出来ないように持ち上げる量を工夫しましょう。左右に開いて、他の髪に揃え、ポリキャップを被せます。ポリキャップの摩擦で髪が引っ張られ、ピンの端と角度を作ります。先に言ったポリキャップが主役というのはこの事で、ピンだけで湯パしても、だらーんとなるだけで、いずれは寝てしまいます。加熱は、流し湯か湯煎がいいですが、蒸気でも出来ます。
直立の場合は、これで出来上がりです。広角の場合は、まずピン2本を使った、高い触角を作ります。乾いた後、ピンを外し、触角を拡げてから、ポリキャップをもう一度被せて固定し、事務用水糊を水で溶いて、根本に塗り、乾いたら広角でロックされます。

触角パーマは形を構成する髪の量が少ないので、他の物と比べると若干耐性が弱いです。逆さまにしたまま持ち運んだりすると、さすがに崩れます。崩れても、形を整えてピンで挟んで置けば、ある程度回復しますが、やはり広角だけでなく、直立の方にも、事務用水糊を水に溶いて塗る、というのをやっておくと安心です。まあ、固定してしまうと、髪型は変えられなくなりますが、髪型を変えるようなドールにこんなパーマはしないと思いますので、固着をオススメします。
触角パーマは、ピンポイントパーマの部類になりますので、他との複合が可能です。左の例では、触角、引出盛上、前髪カーブ、4カ所ピンポイントロールを複合させています。触角の髪型というのも、はじめの内はそれだけで新鮮だったので、それだけでいけるキャラもあったのですが、最近は、触角の新鮮みが薄れたのか、そこにウェイブが入ったり、ロールが入ったり、キャラドールモデラー泣かせの髪型が増えています。もはや、触角はメインではなくサブの時代とも言えますので、複合は必須とも言えるでしょう。

どうでもいいですが、KANONの第一話で、名雪が風呂から出てきたというシーンがありました。「風呂上がりの名雪って、どんなんになってるねん」と期待したのですが、あの触角のまま、髪を拭いておりました(苦笑)なんつーか、超癖毛なのか、NAZO工房で触角パーマされたモノと思います(爆)

戻る