三つ編みパーマ

ウェイブの掛かった髪を作りたいときのテクニックです。この三つ編みを使ったパーマは、湯パーマと同じく、ドールカスタマーの常識で、説明不要とされていたほどです。最近は知らない人もいるかもしれないので、掲載しておきます。ただ、最初に注意しておきます。出来上がっても櫛を入れないでください! 下手すると、その場でアフロになって即死する危険がありますw。
基本的には、髪を三つ編みにして、湯パーマまたは湯煎パーマし、冷まして乾かした後、それを解いたらウェイブになってるという理屈です。一応分かったと思うので、ここで終わってもいいのですが、「三つ編みってどうすんの?」という人もいるかもしれないので、簡単に説明します。
↓三つ編みしたい束を三つに分けます。


を真ん中に持ってきます。


を真ん中に持ってきます。


を真ん中に持ってきます。


↓ここで記号をリセットし、ACB ACB…と続けていけば、三つ編みになります。


↓前髪を除いて、全部三つ編みにします。


↓湯パーマか、湯煎パーマします。

パーマが終われば、乾かして、三つ編みを全部解いて出来上がりです。

※↑ちなみに一連の画像はクリックで拡大します。

↑わざと櫛でといて、波を乱す例
三つ編みを細く作っていけば、ウェイブも細かくなります。三つ編みを緩く編んでいくと、カーブの緩いウェイブになります。細くするか太くするか、きつく編むか緩く編むかで、望みの波形になるようにします。

冒頭にも書きましたが、この髪型は櫛でとかないほうが良いです。梳けば梳くほどグチャクチャになって行きます。どうしても櫛を入れなくてはならないときも、注意してください。しかし、左の例のように、作品によっては、わざと櫛で梳いて、波を乱すようにする場合もあります。
三つ編みの先のほうは、指で編めなくなってくるので、そのあたりは、あきらめて切りましょう。加熱方法は、私の場合は主に湯煎パーマでやります。湯パーマでも出来ますが、湯は先に行くほど冷えるので、長い髪形の場合はセット力に不安が出ます。蒸気パーマでは、とても出来ないと思います。ピンポイントパーマなら出来るでしょうが、全域の三つ編みウェイブを、蒸気パーマで出来た場合、NAZO工房から「蒸気パーマ・マイスター」の称号がもらえます(笑)

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