涼子・七変化!          〜 服だけ替えて、別キャラドール実験 〜
ORIGINAL
HONOKA
ANICE
ASUKA

LANGLEY

JUPITER

AZUSA

LILIA

ある日、ポスターを整理していると、昔懐かし「センチメンタルグラフティ:沢渡ほのか」のポスターが出てきました。好きなキャラだったので、作成意欲がわいてきて、ここはひとつ。ほのかを作ってみようか、ということになりました。いつもの如く、頭の中で特徴の割り出しを行います。「茶髪で右跳ね、左少し上げ、耳までカットして後ろはロング。アイペは、茶色・離しの横長楕円ハイライト・・・」とそこまで考えて。「ちょっと待てよ、前にそういうの作ったことないか?」と思い、自作DOLL管理プログラムで検索してみると、マッチしたのは「井上涼子」。頭の中でイメージします。「涼子にほのかの制服を着せたらどうなるか?・・・いけるかもしれん!」それが、涼子七変化プロジェクトのきっかけでした。
以前から、顔は全然違うのに言い切られて納得してしまう同人誌もある。それは恐らく、服と髪型と雰囲気、てなことを言っていましたが、同じようなアイパターンの多い昨今、「それを悪用し(笑)、服だけ替えて、どこまで別キャラドールにできるか?」それがこの遊びの主旨です。まず、「15〜18歳の茶髪ロング、出来れば茶瞳。明るく可愛いが、怒ったら怖そう!」という条件で、5キャラを選びました。七変化というのは「役者の早変わり」という意味なので、別に7つ無くてもいいのですが、まあやっぱり7つあったほうがいいだろうと、あと2つはムリヤリひねり出しました。結果としては、文中にもあるように、あずさとリリアはちょっと無理がありますが、他の5つは、結構笑えるものになったのではないか思います。
考察:
長くなるんで、興味の無い人は読み飛ばしてもらって結構なんですが、これやって思ったのは「服のパワーっつうのはあなどれんわい!」ということです。以前から、キャラドールとは「言われればそうかも・・」というのは負け! 初見が大事。とか言ってましたが、似たようなアイパターンの多い昨今、「よほどインパクトのある顔か、よほど有名なキャラでない限り、服も作らないとキャラドールとして説得力を欠く事がある。」とも言えるのではないでしょうか?服を替えたらニアミスする!というので言えば、「ナコルル」と「真宮寺さくら」、「リムルル」と「日ノ森美奈」。「土萌ほたる」も服を替えれば「セラフィムコール」に出れるかもしれませんし、顔だけでかなりキャラクター性を持つ「愛野美奈子」でさえ、服を替えたら「妖精姫レーン」になってしまいます。顔だけでキャラを確保するならば、「月野うさぎ」「木ノ元さくら」「でじこ」「リン・ミンメイ」クラスで無くてはならないでしょう。
上記の文章は、良く知る人には笑えると思いますが、、笑っている場合ではありません。「服だけ似せて、顔はボロボロ」っていうキャラドールがいろいろ市販されていた当時、余りの酷さに「服だけで、キャラクターを名乗るのは論外だ! やっぱり、主はアイペである!」というのは、私も思っておりました。しかし、それがエスカレートして「服は必要ない!」という極論もまた論外と言えるでしょう。自他の頭の中にあるキャラのイメージを引き出す手段として、キャラ服は大きな割合を占めており、服を軽視したらあかん!「キャラドールにおいては、作品によって必要な比率は変われど、アイペも服も『実現手段』としては同じように重要である。」というのを再認識したんですが、どうでしょうか? キャラドールとして満足行くものにするには、根性で服を作るか、キャラ性を引き出す市販品コーディネイトをやりませう。

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